プロジェクト

公演

川口隆夫「大野一雄について シーズン 2」世界初演

Dance Archive Project 2027 
大野一雄生誕120周年記念企画

Photo: Naoto Iina

未踏の「大野一雄」へ

大野一雄(1906-2010) の生誕120周年を記念するプログラムとして、川口隆夫「大野一雄について シーズン2」を上演します。

「大野一雄について」は2013年初演以来、世界18カ国46都市で計79回の上演を重ねてきました。今回は、これまでの作品を大きく刷新し、「シーズン2」として世界初演します。

「大野一雄について」は大野一雄の動きを川口隆夫が映像から「コピー」する作品です。大野一雄の代表作「ラ・アルヘンチーナ頌」や「わたしのお母さん」の名場面を川口隆夫を通して見ることができます。

大野一雄のオリジナル作品は各場面の完成度が高く、それぞれが独立した強度を持っています。ひとつひとつの踊りが完結しながら、どうじに作品全体の奥行きを感じさせます。大野作品の持つこのような構造は「大野一雄について」にも受け継がれているよう思われます。それが世界各地で多くの観客を獲得している理由のひとつでもあるでしょう。「コピー」を越えて、観客は「大野一雄」に触れた実感を持つのです。「コピー」によるリイナクトメント(再現)の到達点と言えましょう。

90歳代半ばを越えた大野一雄は、体力の衰えから自力で立つことができなくなり、大野慶人に腰骨を支えられて踊りました。その踊りは衝撃的でしたが海外での公演は既に困難でした。今回のシーズン2では新たな試みとして、川口隆夫が晩年の大野一雄の姿をリイナクトメントします。世界の舞台には紹介されることのなかったこの時期の「大野一雄」は、川口隆夫を通して、再びどのように受け止められるでしょうか。

公演概要

  • クレックするとトレーラー(約2分)にリンクします

川口隆夫略歴

1996年よりパフォーマンスグループ「ダムタイプ」に参加。2000年よりソロ活動を開始し、演劇・ダンス・映像・美術をまたいでパフォーマンスの幅広い可能性を追求する。2008年より私的パフォーマンスシリーズ「a perfect life」を展開する。近年は舞踏に関するパフォーマンス作品「ザ・シック・ダンサー」(田辺知美と共に、2012)、「大野一雄について」(2013)を発表。令和3年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞